先週の秋分の日、上の子が小学校に入学してから初めてお友達と遊ぶ約束をしてきました。
嬉しそうに報告してきては、天気の心配をしたり、楽しみだなーと言っていました。
〇時に〇〇に集合
約束した事項はこれだけ。
天気予報ではあいにく雨の予報でした。
私は細かいことが色々と心配になったのだけど、ここは口出しをせずに見守ろうという気持ちでいました。
約束当日。
やっぱり天気は雨です。
約束の時間が近くなるにつれて、雨脚は激しくなります。
でも娘が前日から楽しそうに準備していたし、雨合羽の準備も万端だったので
この雨の中、どこで遊ぶのかな?と思いつつも娘を見送りました。
娘が出掛けてからも「無事に友達と会えたかな?」「どこで遊ぶことになったのかな?」と気にかけていました。
娘が家を出てから数十分後、玄関ドアが開いて、玄関から娘の声がします。
どうした?と思ったら、「誰も来なかった…」と残念そうなベチャベチャに濡れた娘の姿。
娘はまだ携帯電話も持っていないし、お友達の連絡先も知らなかったので
連絡を取る手段もありませんでした。
親である私もお友達の親御さんの連絡先も全く知りません。
なんとも切ない瞬間でした。
あんなに楽しみにしていたのに、娘の気持ちを想うと胸が押しつぶされそうでした。
「雨がひどくてみんな来られなかったのかな。残念だったね。」
それぐらいしか言葉をかけることが出来ませんでした。
ホッとしたのは、娘がいつまでもそれを引きずっていなかったこと。
私なんかは、そういうことがあるとずっと引きずってしまう性格なのですが
娘は意外とあっけらかんとしていて、ちょっと拍子抜けしたぐらいです。
登校日、約束していた友達からは
「家族で出かける用事があって行けなかった。」
「雨が降っていたから行かなかった。」
「気が付いたら約束の時間が過ぎていた。」
と言われたようです。
子どもたちの約束の重要さって、大人とはやっぱり違うのでしょうね。
それも大きくなるにつれて変わっていくんだな、と腑に落ちました。
自分も通ってきた道だけど、記憶が曖昧です。
さて、次にまた娘が約束をしてきたら、今度はすっぽかし(と言うのは言い過ぎかもしれませんが)がないようにしてあげたいものです。
あまり気は進まないけど、我が家で遊ばせてあげようか…。
どうにかお友達の親御さんと連絡先を交換する手段はないものなのか…。
いろいろ考えちゃいます。
ひとまず、娘が落ち込みっぱなしじゃなくて本当に良かったです。